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<知的障害施設>高齢の親、看護限界「理想と現実違う」

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(Yahoo!ニュース「毎日新聞」・07/19)

 大規模施設で暮らす知的障害者の4割超が25年以上入所している実態が、毎日新聞の全国調査で浮かんだ。背景には、施設に子を預ける親の高齢化や、地域移行に欠かせない受け皿の未整備がある。【坂根真理、西田真季子】


 「施設に入れることは子供を捨てることではありません」。伊藤光子さん(75)=相模原市=は言い切る。次女まゆみさん(49)は重度の知的障害と肢体不自由を併せ持つ重症心身障害者。鼻にチューブをつなげて栄養をとる医療的ケアが必要だったため、光子さんが中心になってケアに当たってきた。


 懸命に看護を続けてきたが、年齢を重ねるうちに限界を感じるようになった。命を守るには、自宅でもグループホームでもなく、医師がいて医療態勢が整う施設に入れるのが最善と感じ、まゆみさんが21歳になった時に施設に入れた。光子さんは「施設のおかげで長生きしています。地域で育てるべきだと言われるけれど、理想と現実は違うんです」と語気を強める。


 「全国重症心身障害児(者)を守る会」によると、会員1万928人のうち82%が施設に入所している。「神奈川県重症心身障害児(者)を守る会」が2011年に実施したアンケートで、入所理由(複数回答)は、「介護者・家族の病気」31%▽「介護者の高齢化」30%▽「医療的ケアをしてもらえる」21%の順だった。回答者からは「経済が思わしくない時代、自分の生活で精いっぱいだ」というコメントも寄せられた。多くの親は地域で我が子と暮らしたいと願うが、高齢化によって看護が難しくなっているのが現状だ。


 一方、10代と50代で計10年以上、大規模施設で過ごした小田島栄一さん(73)=東京都東久留米市=は「起床、食事、日中活動の作業、風呂の時間……。施設ではすべて予定が決められていて自由がない生活だった。規則を守らない時は一晩中廊下に座らされたこともある。施設には絶対に戻りたくない」と振り返る。


 関東のある障害者入所施設。100人以上の入所者が決められたスケジュールに沿って過ごしている。午前6時ごろ起床し、朝食は7時半から。9時ごろから正午前まで日中作業をこなし、昼食後は作業や入浴、余暇。午後6時前に夕食を取り、9時には就寝する。


 重度の知的障害がある息子がいる岡部耕典・早稲田大教授(福祉社会論)は「親は自分を責め、子どもにわびながら、どうしようもなくて施設入所の選択をしたケースが多いのでは」と分析する。親には「地域に見捨てられた」という気持ちもあるという。地域で暮らすための受け皿が足りない現状を前に、「施設の建て替えを求める親たちを責めるのではなく、グループホーム事業者らが『それよりうちに来てほしい。一緒に暮らそう』と呼びかけるようであってほしい」と話す。

 ◇小規模化させて、横浜市に分散案

 「津久井やまゆり園」の再建のあり方を議論している神奈川県障害者施策審議会の専門部会は18日、建て替え後の入所施設を現在よりも小規模化させ、現在の園がある相模原市と、入所者が仮園舎としている横浜市に分散させる案を示した。8月に報告書を取りまとめる方針。

 県は当初、現在とほぼ同じ約150人規模の施設再建の構想を示したが、障害者団体などから少人数のグループホームなどを求める声が高まっていた。【宇多川はるか】

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